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純正タイヤ(POTENZA)

   
RE050

ブリヂストンのタイヤを新車に純正採用する事例は多く、我がBL5レガシィにもPOTENZA RE050Aが装着されていた。

BL/BPレガシィは2003年から販売されているので、RE050Aのトレッドパタン(溝の模様)はかなり古い。RE050Aは純正採用のためのタイヤ(パタン)であったから、世に出た(新車に初めて採用された)時期はもっと古いのかもしれない。

なお、市販(リプレイス)用のRE050Aは2004年に出ている。
  
S001

S001は2010年からRE050Aに代わってリプレイス用として市販されている。当然のことだが、性能は良くなったと宣伝がなされている。

新車への純正採用事例を見る機会はしばらくなかったが、現在はいろいろな例があるようだ。



マツダ ロードスター(ND)をベースにし、2016年10月に発売されたABARTH 124 Spiderには「RE050A」(17インチ)が装着されていた。

ロードスターには「ADVAN Sport」(16インチ)が採用されているので、別の銘柄でイメージを変えたかったのかもしれないが、新規の車両のために今の時期に古いRE050Aのパタンを採用するとは、いったい何を企んでいたのだろう。

ABARTH 124 Spider(RE050A)
http://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2016100701.html



ところが、本家マツダのロードスター(ND)に追加された仕様(RF)の純正17インチタイヤには「S001」が採用された。

RE050AではなくS001のパタンが採用されたのは時期としては順当だと思われるが、17インチにはADVANではなくPOTENZAを採用するというのは面白い。マツダは安定供給の期待や有利な取引を企んだのだろう。

ロードスター RF(S001)
http://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2016111002.html


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純正採用のタイヤはリプレイス用とは異なり、クルマに合わせた独自の仕様であると思われるので、124のRE050AとND(RF)のS001との間にはパタンの違いが存在するだけなのかもしれない(中身は同じ?)。
しかし、S001の
ウェット性能向上はパタンの改良によるものではなかったのか。

ブリヂストンが示しているリプレイス品の性能比較(RE050AとS001)においてS001が優位な点は、パタン変更によるものなのかゴム質変更によるものなのか・・・詳細が分からないので、もやもやしてしまう。NOV2016

 

 

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