eneloop

【充電ができる乾電池】

充電式の電池は何十年も前にラジコンの動力源として使っていた。

それは三洋カドニカというニッケルカドミウム(Ni-Cd)電池であり、500回の充放電が可能という画期的な商品であった。

宣伝文句に惹かれて買ってみたものの、使っているうちにラジコンが走る時間が段々と短くなり、50回も充電しない間に使うのが嫌になった。

果たして500回も充放電を繰り返して使った人はいたのだろうか。。。

今思うと、使い切らないうちに充電をしてしまい、見かけの容量が減ってしまったのだろう(メモリー効果)。

 

【ニッケル水素電池】

2001年にデジタルカメラを購入した際、同時に充電式の電池(4本)と充電器も入手した。

高容量デジカメ用と書かれた「ダイナミック1600」という日立マクセルの製品はニッケル水素(Ni-MH)電池であり、三洋がOEMで作っていた。充放電できる回数は表示されていなかったが、Ni-Cdに劣ることはないだろうし、デジカメを使う頻度を考えると100回ぐらいで十分だと思い、気にすることはなかった。

容量がNi-Cdの約2倍(1500mAh)というのがNi-MHの魅力で、デジカメで使った場合、放電するまでにかなりの枚数の撮影ができた。

ところが、数年が経過すると、撮影可能枚数が急激に減ってしまった。4本のうち、どれかが劣化したのだろう。使用回数はカウントしてこなかったが、充放電の回数は100回に満たなかったと思う。

4本はいつでも仲良く充放電させていた。カメラの中でも充電器の中でも使うたびに並び方を1,2,3,4(番号を付与していた)から4,3,2,1というふうに入れ替えていたのに、仲間外れが出てしまうなんて・・・

 

【第一世代 eneloop

ダイナミック1600が調子を落としたので、再び三洋製のNi-MH電池を購入した(4本)。

従来のNi-MH電池は自己放電が多く、ダイナミック1600はしばらく放置しておくと使用前に充電を要するものであったが、エネループ(3UTG)は容量が長期間維持される(自己放電が少ない)という特徴を有し、それに惹かれた。

また、容量が1900mAhに増えていることや1000回の充放電ができるということも魅力であった(少なくとも100回は充放電できるといいな・・・)。

 

【第三世代 eneloop

エネループは改良が繰り返されているようで、今回購入した製品は第三世代だという(3UTGB)。

改良のポイントは自己放電の減少と充放電回数の増加が主体であり、容量は第一世代から増えていない(1900mAh)。

家で使っている単3のアルカリ電池をすべてエネループにすべく、今回は12本入りのパック(普通の白色被包のタイプ)を購入した。

エネループは第一世代から特徴的な白色の被包の製品が発売され、そのスタイルは今でも基本の製品となっている。そして、改良するポイントを振り分けることによって、用途別に使いやすくした製品ラインアップが複数存在する。

黒色被包の「プロ」は大容量が売り物である。自己放電は白色と同様に小さいが、充放電可能回数は500回に減っている。大電流での使用を頻繁に行うのならこれがいい。そして、500回も使えるのなら、それで十分である。

水色被包の「ライト」は充放電可能回数を2000回にしたことと軽量なことが売り物である。容量は白色被包の半分しかなく、自己放電は第二世代と同程度となる。現在、この製品にはあまり魅力を感じない。 白色の第三世代と同じように自己放電が少なくなったらいいが。。

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これまで我が家で頻繁にゴミとして出してきた乾電池は、主にラジオ用の単3とガスコンロ用の単1であり、それ以外の電池は長期間使用している。

したがって、今回購入したエネループの用途は、まずはラジオ(単3×4本)に、さらに、単1の形状のケースに入れて、ガスコンロの点火用(単3×4本)にも使ってやろうと考えている。

12AUG2012

大作商事の「単1のつもり」という商品をAmazonで2012年に買って、ガスコンロの点火用にエネループを使う準備を整えていた。

しかし、ガスコンロの点火用電池が消耗すると、必ず次の単1電池が出てきた。

いったいどうなっているのか。2〜3回、そんなことがあった。

家内には「エネループが待っているから単1を買わなくていい」と何度も言っていたし、在庫もなかったはずなのに。。。

今回、やはり単1の在庫があったのだが、敢えてエネループを入れてみることにした。

大作商事の単1型ケース


商品の評価コメントを読むと、ストッパーが弱いとのこと。

この写真を見ると、2012年に買った我が家にある商品と外観は同一である。

これは2015年の評価であるから、長年、改良されずに販売が続けられていると想像できる。

出典:Amazon
私が初めて「単1のつもり」のストッパーを外したところ、いきなり破損した。

上の写真と同じ状況である。

「何回か開け閉めを繰り返す」という操作をしたわけではなく、初めて蓋を開けたときに壊れたので、明らかな設計ミスだ。

それとも、3年近く経過していたため、素材が劣化していて壊れやすかったのか。光が当たらない引き出しの中に保管していたのだが。。。

まあそれでも、実用上、破損によって困ることはない。

「単1のつもり」に単3エネループ(3UTGB)を2本ずつ入れて、ガスコンロにセットしてみた。

なんとなく収まりが悪いが、点火のエネルギーは十分にあり、問題はないことが判明した。

28JUL2015

 

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