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緊急自動ブレーキ
富士重がEyeSightと名付けた運転支援システムは意外なヒットを飛ばした。手ごろな価格と緊急自動ブレーキを備えるというのが受け入れられた要因であろう。
BH時代のランカスターに搭載されたADA(カメラ)は50万円ほどの価格設定で、ちょっと手を出せるものではなかった。 その後、カメラを備えないSI-Cruise(BP/BLレガシィ:21.5万円)を経て、再びカメラを備えたシステムがEyeSightに名を変えて出てきた(BP/BL)が、それは20万円という高価なものであった。 上述のシステムは、私の中ではクルーズコントロール中に前車追走ができるメリットを打ち出しただけのものという認識であったので、余分な費用を出そうと思うことはなかった。
BR/BMレガシィのB型から富士重はEyeSightに新たに緊急自動ブレーキの機能を加え、それを高らかに宣伝し、10万円という価格も相俟って、一般に認知されるようになった。 http://www.subaru.jp/about/technology/story/eyesight/eyesight01.html ------------------------ ダイハツのスマートアシストはムーヴ(LA100S後期型)に初めて搭載された。EyeSightより機能は劣るものの、5万円という価格で人々の気を引いた。そして、他社も次々に追従していった。
オカンの原動機付き草履(LA150F)を買うに当たって、スマートアシストを装着するか否か、私は少し迷っていた。 LA150Sデビュー時のスマートアシストは、LA100Sのシステムと基本的に同じものであり、作動する条件はかなり限定されていたから、ユーザーである老母が「欲しい!」と声を上げれば注文しようと思っていた。 しかし、老母はLA100Sの宣伝の中で行われていたスマアシ体験における不快な印象が拭いきれなかったようで、不要という結論に達した。まあ、そこには老母の基本的な誤解があるのだが、要らないのなら、それでいい。LA150S/FにはESC(VSC/VDC)は標準装備になっているので、装備は充分だ(LA100SではスマアシとVSCは抱き合わせ装備であった)。 「EyeSightは静かに止まるのに・・・」と老母は言っていたが、それは前車追走時の話だ。緊急自動ブレーキの感触は同じようなものだと思う(未体験だが)。 不注意による事故や違反を長年起こしていないので、まだ老母の能力は衰えていないのだろう。 ----- 先日、職場のLA150S(スマアシ付き、2015年2月届出)に乗ったとき、スマアシ機能がOFFになっているとメーター内に表示されていた。いったいどういうことだ。 始動後にスイッチに触れたりしていないはずだが・・・ そうだ。思い出した。ヒョウンカという肩書の人が書いていたことを。 雨の日にスマアシは機能を停止するというのだ。 どうやって雨を感知するのか? それは、意外に簡単なことであった。 ワイパースイッチをON(連続)にすると、スマアシはOFFになった。そして、間欠にすればOFFにならなかった。 赤外線のセンサーに多量の水滴が付着すると、誤作動の恐れがあるので、そうしたのだろう。 なお、スズキのレーダーブレーキサポートは、フロントスクリーンを通して赤外線を出すことから、雨の日でも機能をOFFにする必要がないようだ。
ダイハツは2015年5月中旬ごろからスマートアシストU(スマアシにカメラを追加)を搭載したムーヴ(LA150S)を販売しているという。 わずか半年でLA150Sに改良版が出るなんて。。 まあ、他のモデル(タントなど)にも同じ時期に改良が施されるわけであるから、たまたまムーヴだけは短期で改良が入ったというのは分かるが、価格上昇がわずか(スマアシUは6万円高)であるため、悔しがっているユーザーも多くいるだろう。
オカンの原動機付き草履を買うとき、もしスマートアシストUが付いていたら、それを選んだか? いや、やはり選んでいなかっただろう。EyeSightと同じ機能を持っていて10万円高だったら、選んだと思うが。 JULY 2015 ---------------------- スズキのステレオカメラが付いたシステム(日立オートモーティブシステムズ)は7万円高だという。あと3万円出すから、EyeSight(日立オートモーティブシステムズ)と同じ機能を持たせてはくれないか。 |
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