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ダイハツ 軽自動車
軽自動車は車体の大きさが制限されていることから、バリエーションを増やすことが容易ではなく、シェア争いのために各社いろいろと知恵を出しているようである。 ダイハツは、自社製造の車両をSUBARUやトヨタで販売している。老母は古いムーヴ(L150S)から乗り換える車両を新型ムーヴ(LA150S)にするつもりでいたが、ひょんなことからムーヴのOEMであるステラ(LA150F)になった。同じクルマなのだから、それでいいのだ。 ----- 自動車メディアを見ていると、2代目になったミライース(LA350S)に関する記事があった。 読んでみると、SUBARUにOEMで供給されるプレオ+(LA350F)の価格がミライースと異なると書かれている。だが、その理由が示されていない。差異はどこから発生するのか。ムーヴとステラは同じ価格設定であったので、何か理由があるはずだ。 下の囲みの記事は、中途半端なままで終わってしまい、何を述べたいのか分からない。まるで素人が書いた文章である。ライターはこんなもので出版社からお金をもらっているのか?
この莫迦な記事を踏まえて私が解説することもないのだが、あまりに酷いので、書いておこう。 価格差が存在する理由は、実のところ単純なものである。だが、どうしてこんなにも簡単なことを記事に書かないのか。 「書くまでもない」ということなのか。読者はそんなことをすでに知っているというのか。 初代ミライース(LA300S)とそのOEMであったプレオ+との関係を知っていれば、ある程度の想像はできる。だが、そんなことを知っている人がどれほどいるというのか。。 実は、ミライースにはデビュー時から後席にヘッドレストが装着されていないグレードが存在するのだが、プレオ+は同じような装備内容の仕様であっても後席にヘッドレストが装着されているグレードがあり(LA350Fは全車標準装備)、その分、1万円が価格に上乗せされているのだ(安いことは大事だが、安全装備の欠けたクルマを客に売りたくないとSUBARUが宣言しているように見える)。 では、さらなる1万円は何か。 それはカーステレオの有無である。プレオ+にはカーステレオが標準装備であるが、ミライースはオーディオレスが標準設定となっているので、そこに差額が生ずる。 つまり、ミライースとプレオ+との間に基本的な価格差はないということである(SUBARUブランドゆえに高いというのではない)。
余談だが、記事に記載されている車両の愛称が気になった。「プレオはミラ(L275S)のOEM」であり、「プレオ+がミライース(LA350S)のOEM」である。こんなことも知らない(誤記を平気で行う、ミラの存在を知らない?)ということは、やはり、この映画監督のような名のライターは素人のようだ。 自動車メディアというのは、こんなくだらない記事を書く素人でも食っていける世界なんだね・・・無知でも生きていけるというのは、とても羨ましいものである。 MAY2017 |
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