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ダイハツ 軽自動車

軽自動車は車体の大きさが制限されていることから、バリエーションを増やすことが容易ではなく、シェア争いのために各社いろいろと知恵を出しているようである。

ダイハツは、自社製造の車両をSUBARUやトヨタで販売している。老母は古いムーヴ(L150S)から乗り換える車両を新型ムーヴ(LA150S)にするつもりでいたが、ひょんなことからムーヴのOEMであるステラ(LA150F)になった。同じクルマなのだから、それでいいのだ。

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自動車メディアを見ていると、2代目になったミライース(LA350S)に関する記事があった。

読んでみると、SUBARUにOEMで供給されるプレオ(LA350F)価格がミライースと異なると書かれている。だが、その理由が示されていない。差異はどこから発生するのか。ムーヴとステラは同じ価格設定であったので、何か理由があるはずだ。

下の囲みの記事は、中途半端なままで終わってしまい、何を述べたいのか分からない。まるで素人が書いた文章である。ライターはこんなもので出版社からお金をもらっているのか?

2017. 5. 12
各車の違いはどこ? ダイハツ・トヨタ・スバルからミライース「兄弟」が出そろう

2017年5月9日にダイハツ・ミライースがフルモデルチェンジ、その兄弟モデルとしてOEM供給されているスバル・プレオも同日にフルモデルチェンジ。そしてトヨタ版の兄弟モデルとなるピクシスエポックが5月12日に発売開始となりました。

さて、ダイハツ・ミライース、トヨタ・ピクシスエポック、スバル・プレオの三台。写真を眺めてみても、ボディ前後やステアリングに付けられたブランドや車名のエンブレムを変えたバッジエンジニアリングといえる違いしか見当たりません。ユーザーとしては、同じクルマと考えていいのでしょうか。

いえ、そうとは言い切れません。

まず、ミライースを基本として考えると、ピクシスエポックはグレード構成もメーカー希望小売価格も変わりません。エントリーグレードの価格は84万2000円となっていますし、その名前が「B」というのも共通です。その上は「B”SA III」、「L」、「L”SA III」、「X”SA III」となり、最上級グレードの名前が「G”SA III”」となっているのも同じです。いずれも4WDが設定され「G”SA III”」4WD車の価格が133万9200円となっているのも同様です。

一方、プレオの入り口価格は89万6400円で、グレードは「F」、「Fスマートアシスト」、「Lスマートアシスト」、「Gスマートアシスト」とベーシックグレードが省かれた構成となっているほか、ダイハツやトヨタが”SA III”と省略しているのに対して「スマートアシスト」と記しています。なお、もっとも高価な「Gスマートアシスト」4WD車のメーカー希望小売価格は135万円。つまり、プレオにおいてはミライースと比較して1万800円〜2万1600円ほど価格がアップしているのです。

とはいえ、前後とステアリングに輝く六連星エンブレムはスバルファンにとっては外せないアイコンといえそうです。

また、エンブレムといえばテールゲートに付けられる位置が、ミライースとプレオは向かって右側、ピクシスエポックは左側となっているのも細かい違いとなっています。

(山本晋也)


出典:日本最大級のクルマ総合情報サイト、カービュー!

この莫迦な記事を踏まえて私が解説することもないのだが、あまりに酷いので、書いておこう。

価格差が存在する理由は、実のところ単純なものである。だが、どうしてこんなにも簡単なことを記事に書かないのか。

「書くまでもない」ということなのか。読者はそんなことをすでに知っているというのか。

初代ミライース(LA300S)とそのOEMであったプレオとの関係を知っていれば、ある程度の想像はできる。だが、そんなことを知っている人がどれほどいるというのか。。

実は、ミライースにはデビュー時から後席にヘッドレストが装着されていないグレードが存在するのだが、プレオは同じような装備内容の仕様であっても後席にヘッドレストが装着されているグレードがあり(LA350Fは全車標準装備)、その分、1万円が価格に上乗せされているのだ(安いことは大事だが、安全装備の欠けたクルマを客に売りたくないとSUBARUが宣言しているように見える)

では、さらなる1万円は何か。

それはカーステレオの有無である。プレオにはカーステレオが標準装備であるが、ミライースはオーディオレスが標準設定となっているので、そこに差額が生ずる。

つまり、ミライースとプレオとの間に基本的な価格差はないということである(SUBARUブランドゆえに高いというのではない)。

 

余談だが、記事に記載されている車両の愛称が気になった。「プレオはミラ(L275S)のOEM」であり、「プレオがミライース(LA350S)のOEM」である。こんなことも知らない(誤記を平気で行う、ミラの存在を知らないということは、やはり、この映画監督のような名のライターは素人のようだ

自動車メディアというのは、こんなくだらない記事を書く素人でも食っていける世界なんだね・・・無知でも生きていけるというのは、とても羨ましいものである。

MAY2017

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