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トナカイ暴走って?

冗談のような記事だが、笑えない。

私は、中学生の頃にはすでに後輪駆動の車両でステアリングを急に逆位相に動かす(例:右に切っていたものを急に左に切る)とリアが出て(後輪が滑って)危ないという認識を実践を通じて得ていた。
その概念の延長で、サイドブレーキによるスピンターンは、ステアリングの切り返しをきっかけにすると、簡単に回ることも覚えた。

トナカイ暴走の若者は、蛇行(切り返しの連続)の経験が浅かったのか。
アルテッツァの揺り返しの挙動がどんなものか認識していないが、この運転手は
20歳にもなってその危険性を知らなかったのか・・・

「高等学校に上がる前には運転の基本を学んでおきなさい」とは言わないが、クルマを買ったら、揺り返し時の挙動をよく知っておくべきだ。

私は、これまでに買ったクルマに関して、すべて揺り返しの挙動を確かめてきた。

札幌で買ったカプチーノとインプレッサについては、積雪が多くなったときに石狩新港まで出かけて、真夜中の誰も居ない雪道で挙動を確認した。
直線路である程度の速度が出ているとき、ハンドルを左右ともにロックまで素早く回す(切り返す)と、車両の挙動が極端に不安定になり(蛇行、直ドリ)、スピンしそうになる車両の立て直し方を学ぶことができた。

まあ、この運転手も人前で後輪駆動車を蛇行させようと考えるぐらいだから、基本的な挙動を知っていたのかもしれないが、後席にフル乗車という条件で試したのは初めてだった可能性がある。2人乗りと5人乗りではまったく挙動が違うはずなのだ。

充分な練習もせず、山道やサーキット場で唐突に実践に移す人が過去に何人かいたが、そういう人は大抵一発目でコントロールできず自爆(自損)していた。死人が出ることのないよう、少しずつスキルを高めていくよう練習を重ねていかねばならない。


 

トナカイ暴走、着ぐるみ姿で蛇行運転、電柱激突

 

スポーツ報知 12月26日(金)7時4分配信

 

 

 神奈川県相模原市で25日未明、男性5人が乗った乗用車が道路脇の電柱に衝突し、1人が死亡、4人が重軽傷を負う事故があった。5人は会社の同僚で、トナカイなどの着ぐるみ姿だった。県警相模原署は、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で、運転していた軽傷の河本昌希容疑者(20)を逮捕。容疑者は「クリスマスイブなので目立とうと思って蛇行運転した」と話している。

 相模原署によると、25日午前1時5分頃、19〜20歳の男性5人=いずれも相模原市=が乗った乗用車は、同市中央区小山3丁目の市道で、道路脇の電柱に衝突した。

 後部座席の右側にいた川脇圭太さん(19)が全身を強く打ち、約1時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。後部座席の中央にいた男性(20)、後部座席の左側にいた男性(20)が肋骨(ろっこつ)を折り、肺挫傷などのため重傷。運転していた河本容疑者と、助手席の男性(19)は頸椎(けいつい)の打撲や捻挫などで軽傷だった。

 自動車運転処罰法違反容疑で逮捕された河本容疑者は「クリスマスイブなので、(JR)相模原駅周辺に行って目立とうと思った。蛇行運転してしまった」と話している。容疑者を含む少なくとも3人は、トナカイ、スーパーマリオ(人気ゲームのキャラクター)、ガチャピン(かつて放送された子ども向け番組『ひらけ!ポンキッキ』のキャラクター)の着ぐるみ姿だった。

 5人はプレス機械をつくる会社の同僚。事故前に居酒屋で飲酒した後、相模原駅に向かっていた途中とみられる。現場は片側1車線の道路で、周辺に歩行者はいなかった。時速約60キロで走行中にスリップし、半回転した後に電柱に激突したものとみられ、路面にはスリップ痕があった。亡くなった川脇さんが座っていた後部座席右側のドア付近が、最も激しく破損していた。

 河本容疑者は、アルコール反応があったものの、道交法違反(酒気帯び運転)にあたるアルコール量(呼気1リットルあたり0・15ミリグラム以上)は検出されなかった。

 


2014年

 

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