LEVORG 1.6 リコール
このところ、富士重工から出るリコールが多いような気がする。 今回は、LEVORGの1.6L(FB16 DIT)に対するものであり、2.0Lは関係ないようだ。
1.6Lターボはレギュラーガソリンを使用するので、それが原因なのか。
エンジン損傷が発生した条件は 「雪道等でスタックした場合にエンジンルーム内が高温となる走行条件でタイヤを空転させ長時間高回転させた場合」 ということであり、現実的には滅多に発生しないと思われる。 SUBARU AWDでスタックする機会はあまりないし、仮令あったとしても、タイヤを長時間に亘って空転させるというのは、愚かな行為である。 そんな莫迦を相手にする準備も怠ってはならないというのが自動車メーカーの辛いところである。
レギュラーガソリンで高性能エンジンを動かすという難題にチャレンジするのは素晴らしいことだ。 痛い経験をしても、それに懲りずに技術を磨いてほしい。 しかし、圧縮比11.0というのは、ちょっとやり過ぎだと思う。
FB16 DITはレギュラーガソリンでぎりぎりまで追い込んで作られたエンジンであることが今回のリコールで見えたような気がする。 以前、FB16 DITをプレミアムガソリンで動かすとドライバビリティや燃費が変化するのかという話を書いたが、あちらこちらで見かけるオーナーのコメントによると、あまり変わらないらしい。まあ、プレミアムガソリンを入れると性能がアップするという余力を残した設計など、大メーカーとしてはあり得ない話ではある。 |
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