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OEMの製品について
オカンの原動機付き草履を新調するに当たって、いろいろな軽自動車を見てきた。
軽自動車は利幅が小さいせいか、自社生産のモデルが減少(マツダ、富士重が撤退)し、OEM(original equipment manufacturing)が増えた。消費者にとっては本質的なバリエーションが少なくなるというデメリットが生ずるが、それでも、各製造者がシェアを高めるべく車種を増やしてくるので、選択肢が少なくて困るという状況ではない。 MOVE(L150S)の次に乗るモデルは、やはり全高1.6m級の中庸なタイプに目が向き、MOVEを中心に、そのライバルを検討することになった。 OEM製品というものは、外観が僅かに異なるだけであり、本質は同じものであると思っていたので、検討するのは一方だけで良いという認識であった。しかし、実態はそんなに単純なものではなかった。
オカンの原動機付き草履の最終決断の日、老母の気持ちは「ダイハツでMOVEを買う」であったが、ダイハツの店舗の手前にあるスバルの店舗に念のため立ち寄ったところ、販売員の好感度の高さと支払額の低さに気持ちが揺れ、STELLAを買うことになった。 不要になったSTELLAとMOVEのカタログを処分する前に見比べてみると、ノーマルタイプのフロントバンパーの造形が大きく異なることに気が付いた(いまごろ・・・)。 STELLAはフロントフェンダーのデザインがバンパーまで流れてくるようにデザインされており、カスタムと同じような考え方になっている。 ノーマルタイプとカスタムの意匠を別物にするか類似性を持たせるか、ちょっとしたことだが、富士重のデザイナーも意見を出したのだろうか。 私も老母もそんなことはどうでもいいのだが、微妙な差を気にする人もいるのだろう。 OEMで開発費が抑えられ、クルマを安く買うことができているのなら良いのだが。 |
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