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日本の潤滑油メーカー

子供の頃、父親はマツダのクルマに日産純正オイル(★★★)を入れていた。たまにマツダ純正オイル(ゴールデン)を入れていたが、特に調子の違いを感じることはなかった。

だが、私はちょっと不安な気持ちも持っていた(純正油以外でも大丈夫なのか?)。

成長して、2サイクルのミニバイク(ホンダ)に乗るようになると、私はホンダ純正オイルを必ず使っていた。

父親はヤマハの2サイクルエンジンにホンダのオイルを入れていて、何ら問題なく走らせていたので、ヤマハとホンダの間で2サイクルオイルは互換性があると考えられた。だが、ヤマハのオイルは高価であったため、私のホンダのバイクにヤマハ純正オイルを入れるメリットはなかった(純正という意味より、安価であるからホンダ純正オイルを使った)。

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上のような経験をしてきた私は、クルマに乗るようになってから、当該車両の製造者純正指定のオイルを使った経験はほとんどない。いろいろ浮気はしたものの、大半はカストロールである。

最近はSUBARUカードの特典を使って販売店でディーラー向けのカストロールを入手することが多い。

SUBARU販売店でオイルを入手するに当たって、手持ちの空き缶(4L)を持参しているのだが、廃油を4L缶に入れて処分してもらっていたので、とうとう手元のオイル缶の在庫がなくなってしまった。

オカンの原動機付き草履を買ったSUBARU販売店で4L缶を分けてもらおうと思ったが、扱っていないという話であった。それでは、オートバックスに行ってみよう。オートバックスなら、ほとんどの個人客は自分好みの4L缶や3L缶を買うので、毎日、空き缶は山のように発生しているはずだ。

そこでもらったのが、以下の4L缶である(いくつ欲しいのかと聞かれたことから、いくつでも欲しいだけもらえるような感触であった)。

モリドライブはオイル添加剤(後入れ)のメーカーだと思っていたが、普通のエンジン油も出しているのか。

API SNの部分合成油で2480円とは、なかなか安いではないか。



5W-30ならGF-5も取得しているのが普通だと思うが、この製品には記載がない。

モリドライブはルート産業のブランドである。

若いころ、モリドライブという名のモリブデン系の市販(後入れ)添加剤を店頭で見るようになったが、後発の品を私はあまり信用することができず、買うのは専ら住友金属鉱山(住鉱潤滑剤:SUMICO)製品であった。

だが、調べてみると、ルート産業は富士興産が製造したオイルを販売していたと判った。

富士興産といえば、FKマッシモなどの自社ブランドも有名だが、それよりも日本向けのカストロール製品を製造していたことで有名である。

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カストロール、FKマッシモ、そしてモリドライブが同じ系統だとは知らなかった。

しかし、現在、富士興産は潤滑油事業を手放しているので、カストロールやモリドライブのオイルがどこで製造されているのかは判らない。

それでも、大量に販売されているブランドなら、まともな製造所で作られているのだと想像できる。オートバックスのAQオイルは、EMGマーケティングという知らない会社で作られていると思っていたら、それはExxon Mobil General(?)の略称のような会社であり、従前(モービル石油)と同じ系列で作られているのであった。

つまり、量販店によくある一般的な製品なら、品質に問題はないはずである。

なお、最近のトヨタ純正キャッスルの低粘度オイルもEMGの製品である。

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今後しばらく私はレガシィに在庫のカストロールやelfを使うことになる(ステラにはSUBARU純正やマツダ純正が別にある)が、新規で購入することになったら、オートバックスAQやモリドライブの中から特価品を選んでもいいと思う。MAY 2017

 

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